2019年4月21日訪問
伝統と歴史の欠片が静かに息づく。
新潟県村上市は、新潟県と山形県の県境に位置する、県内でもっとも北に位置するまち。
村上駅前はいかにも地方都市…といったレトロな風情をみせてくれる。
駅でレンタサイクルを借り、慣れぬ輪行でよろよろと城下町へと漕ぎ出す。
村上は町家のまちなみで知られ、場所によっては一般公開している町家もあるんだとか。これは事後調査情報であり、輪行でバテ気味のわたしは知る由もない。
村上市鮭公園。村上は市街地北側を流れる三面川の鮭で知られる。歴史は平安期までさかのぼるらしく、江戸期でも村上藩の貴重な収入源だったそうである。そんな鮭の名前を冠した鮭公園だが鮭要素は微々たるもので、鮭漁用の船が飾ってあるくらい。
でもまぁ、風情のある公園である。花の季節は訪問の価値ありだと思う。ただ「映え」る景色を探し若い女性がうろうろしている。
東を見る。この辺りは町人地だったのだろう。奥に見える山が「臥牛山（がぎゅうさん）」。村上城が建っていた城山で、地図で見てみると確かに牛が寝ている雰囲気がある。
coffeeの文字は見落とさない。
村上には安善小路（黒塀通り）という路地がある。城下町の風情があって絵になる。
なるほど。
後半に注目。正直なのはよろしい。
ちなみに2つの看板は近接したところにある。まちなみヤクザ必携書「歴史文化遺産 日本の町並み（下）」の村上のページを参照すると、「近年ようやく町並み保存の足並みがそろってきた」という表現が見られるが、ひょっとしてこういうことなのだろうか。
東西の小路の突き当りは、南北の通りになっていた。
歩道アーケードもある。
村上……といえば千年鮭を思い出す向きもあるかもしれない。軒先にずらーとぶらさがる鮭。その情緒と迫力にわたしもあずかりたいところだったが、オフシーズンすぎたのかどこもぶらさげておらず、悲しい。
このアーケードがある南北の通りが城下町村上の町人地の東縁にあたり、この裏手（東側/画像右側）には村上市役所や小学校などが存在し、いかにも武家地ような土地利用を感じることができる。
南方向を見る。
臥牛山の南から山越えアタック。
臥牛山の裏手（東側）は国道7号線が通り、ロードサイド集積が見られる。なお足の寿命が近い。よろよろ自転車を押しながら歩く。
家電激戦区すぎる
臥牛山の北側から城下町市街へと戻る
村上駅前に戻ってきた。
レンタサイクルを返却。のんびりしているので「その辺に置いといていいよ～」と言われ確認もなく終了。
次はどこに行こうかな？
NIJIYAさん
Thank You
